2009年07月21日

お気に入りの椅子

アンティーク・骨董家具などを扱っていると、
時として、つい気に入っちゃって、
手放したくない家具が入ってくる。


もちろん商品として、販売目的として当初は仕入れたのだが、
手元において置きたくなり、つい「非売品」なる表示をついつけてしまうモノがある。


この椅子もそのひとつ、
ヨーロッパのアンティーク曲げ木椅子


座部もエンボスがかかっていてさりげなくイイ感じ、



実は・・・
仕入れた当初は、”超”有名な曲げ木家具の創始者
「トーネットの14番目の椅子」
だと思いこんでいたのだが、

「Wikipediaもご参照下さい」


ひっくり返してもどこにも「トーネット」のロゴが見当たりません、



かわりに、張ってあるロゴには
「ムンダス&J.J.コーンMundus & J.J.Kohn社」
というステッカー。
メイド イン ポーランド、と読み取れます。


調べてみたら(最近はなんでもネットで調べられて便利ですね)

なんとなく「トーネット」よりも希少っぽい椅子・・・らしい!? →参照


どうやら、1914~1923年の間に造られた椅子であり、
その後「トーネット社」に吸収合併された会社らしい。

9年間しか存在しなかった会社であり、
ある意味「トーネット」よりも”価値”ある椅子らしい。(・・・あくまでもマニアの間では)


椅子ひとつにせよ、調べてみると色々奥深くオモシロイ。

どこのどなたが使っていたのか知りませんが、
ここに来たのもなにかの「ご縁」でしょう、
これからは”ワタシ”が大切に使わせていただきます。face03



HPもお立ち寄り下さい。






  


Posted by オジキ at 19:30Comments(0)インテリア